2025-07-04 神宮前(“tsuchifumazu” Exhibition 2025 at ANewFace)~青山(Do Not Disturb! vol.7 Bára Zmeková Trio+3日満月/菅野咲花と鬼虎魚 at 月見ル君想フ)

時系列としては、月見ルのライブが決まる→tsuchifumazuの個展が決まる→場所近いやん→ハシゴ決定、という流れ。ハシゴしがち。ものぐさなのでは。合理的と言って。

パソコン音楽クラブのライブでいつもむちゃむちゃかっこいいVJを担当しているのがtsuchifumazuというユニットと知ってSNSをフォローしていたところ、結成6周年を記念した展示をやるというので。どんな内容なのかさっぱりわからないけどなんか面白そう。あのびしびしにいかしたVJを作る人たちがリアルでどんな展示を。

場所は地下鉄だと外苑前からちょっと歩く感じかー。普段なら雨さえ降ってなければなんてことない距離だけど、猛暑よ……なるべく体力を削られたくない。バスはないか。と調べると、都バスとかコミュニティバスとかあるらしい。好きなんだよねコミュニティバス、あの、ちょっと小さい車体とか、ちょっと人が乗るときゅむきゅむになるあの感じ。でも都内のコミュニティバスってどんなんだ。感じはわからないがとにかく行ってみる、と、千駄ヶ谷駅は人で盛り盛り。駅前にある東京体育館でライブがあるんだなあ。Tシャツにタオルにグッズ、色とりどりの装いで、フォトスポットに並んだり周辺の写真を撮ったり、みんな期待できらきらしている。いいねえ。

RYOKUOUSHOKUSHAKAI Channel tour 2025
運賃100円のハチ公バス
飛行機ばんばん飛んでた

待つことだいぶ、週末だし道混んでるな。巡回バスは人でみっちり、どこから来てどこへ行くのかもわからない。広くない道をうにょうにょ、各停留所で人を載せ人を下ろし、目的地に着く。そこからはすぐ。ビルの1階のガラス張りのフロア、おしゃれなセレクトショップか何かみたい、人がそこそこいておっかなびっくり入ってみる、なんか、ポスターだったり大小ディスプレイになんやかや動いてる。ふぉー。写真全然撮れてないけど面白かった。

自分でつまみをいじれるやつ。カメラが撮影している映像をリアルタイムに加工できる。パ音さんのVJでもやってるあれか
つまみいっぱいで面白かった、いじってたらASCIIキーが落ちてしまったりして相当使い倒しているのか。プリンタでシールも印刷できたので出して貼ってきた

「こんなことやったら面白いかも」がふわっと顕現してるみたいな展示で面白かった、スクエアな空間みっちりに詰め込むんじゃなくポイントポイントで見せたり見せるだけじゃなく体験ができたり。

ちょっと曇り空

そこから歩いて月見ル君想フへ、初めて行く場所だけどなんとなく見当はついた、MANDARAの前を通るのだな。10分もかからない。

月見ル君想フ

昨夜は青山にある月見ル君想フという素敵な名前のライブハウスに行きましたよ。
2階の椅子席に関係者用と書かれていて青山にあんのか関係者専門学校と思いましたよ。
出演はチェコのアーティストBára Zmeková (バーラ・ズメコヴァー)さんのトリオに日本のアコースティックデュオ3日満月を迎えてのスペシャルセットで大阪万博のチェコパビリオンでも演奏なさったそうですよ。明るい表情のサウンドに真直ぐなボーカルが心地良くどこか郷愁を誘う耳馴染みのよさであっという間の時間でしたよ。人懐こそうなバーラさんの英語でのMCに促され皆でラララと歌ったり指パッチンをしたりしましたよ。
共演の菅野咲花と鬼虎魚も見事でしたよ。菅野咲花さんのハイロー自在の歌の節回し、Taikimenさんのツボを押さえたドラミング、松丸契さんのメルシュトレエムのようなサックス、君島大空さんの縮緬細工の如きギタープレイにグラシン紙のようなコーラス。君島さんがベースを弾いたような気もしますが夢かもしれませんよ。
夢のようなファビュラスなひとときでしたよ。
https://www.moonromantic.com/post/250704

https://www.threads.com/@kemonorare/post/DLtorRWPLj_(美香さん口調にしたかった)

以下とりとめなく。

君島さんの足、右足は組んでちょいちょい動かすけどこないだほどではなく。足元のペダルやエフェクターがずらーっと並んでいて、ペダルはボードの中央にひとつ、ボードの外の左側にひとつ、右側にふたつ。組んでいないときの右足はほぼほぼペダルの上、一度雪駄脱いでエフェクターを操作してまた履き直してまた脱いでってやってて後半ずっと脱いでた。足……
今日は松丸さん君島さんずっと椅子で、一曲めしょーかさんベース持たないんだなあ、でもベースの音はするよとってもいい感じだよ松丸さんのシンセかなーいや違うな、君島さんの抱えたボディーがやたら傷だらけで凄いなこんなギター持ってたの……ギター……ベース……? ? こんらん 視覚と聴覚の折り合いがついてないっていうか遅延して届いてるっていうかそんなわけあるかっていう認識の阻害あるわけないがあるんだよ「ロックは淑女の嗜みでして」で白がベースやるみたいなもんかなどといやーやたらよかったそうかこのことかーいやわからんけどベース君島大空のいる世界線にきたよぼかあ
何曲かやったところで(そういえば今日は撮影アリなのでは)と気がついてちょっとだけ撮った。カメラを向けるとどうしてもそっちの方に目が行っちゃうから、できれば目ではリアルを見ていたい、全員分目が欲しかったよ。
途中、しょーかさんのラップトップがいけてない感じになってたぽくてちょっとぱたぱたしてて、MCでその旨触れて、ここはめちゃ頼りになるお兄さんにとか言って君島さんに振って、でも演奏中になんとなく「やべ」「おけ」みたいな空気が見えたような気がしましたよ
バグで、持ってきたサンプリングが使えないとか。バグって言われるとどきっとするな。仕様ですって言われたらおしまいよ、実際どういう状況なんだろう。オンラインでの話とは思えない、単にアプリケーション内の問題?しょーかさんのラップトップ、ステッカーいっぱい貼ってあってその中のひとつがテプラみたいな細長の黄色いやつでそれだけ蛍光で暗い中光るのだった。暗い中、黄色い横長の線が浮かび上がって。そういうのを見てた。
今日はものすごく、なんつーの、安定感。磐石かよ。みたいな。
落雷の前にMCで特別な曲だと、苦しいときに書いた曲に自分が救われることがあるんだと、そう言っていて、それはその曲にそういう力があるからでそういう曲を書いたしょーかさんとその曲が素晴らしいのだ。苦しいことや辛いことが良い曲の条件なんじゃなく、どんなことがあっても曲を書く、音楽に触れる、自分を預ける、信じる、そういう姿勢をもって音楽と接する、接し続ける、相対する、そういう場面からしか生まれないものを人は素晴らしいと称賛するのではないか、朝礼終わり
松丸さんと君島さんが座ってたのはあれか、お呼ばれだからか、お呼ばれの席でばりーんばりばりにぶちかますのは、となったのだろうか、どうだろう、総じてシックな印象ではあった、そんな中たいきめんさんよかったよなあ
しょーかさんおへそ見えてたね、たいきめんさんは白い長袖シャツで松丸さんは半袖シャツか、君島さんはあの襟ぐりがびろーんってなってるクリーム色のTシャツにジャケット、暑くないのか
演奏ちゅう半分くらいは目をつぶっててあとの半分くらいは足を見てました。足しか見てない。目の前にある。たいへんよく動く。はたらく足。左足は床にぺたっと着いたところからかかとが上がってかっかっかっかっとリズムをとったかと思うと直角にきゅーって、右足は椅子の金属のシルバーの脚に添って置いてつーーつーー滑らせてそのまま角度きゅーーってなったり。この人、体が音楽だなあ。足……
しょーかさんの声好き。のびーって伸びる。フォークロア的だったりするのにビートがあって、それはしょーかさんがベースを弾くからだろうか、気持ちのいいところにはまる。松丸さんも頼りになるお兄さん感ばっちりだもんな、いるだけで安心する的な。音やばいけど。鬼いさんだったか。左から鬼、虎、魚のお三方ですって言ってもいいよな。そういえば今日が鬼虎魚になってからの初ライブだったんじゃん。取り立ててそういう話はなし……MC苦手ってしきりに言うよなあしょーかさん。
演奏終えて転換時、君島さんはベースとギターとタブレット(電子譜面を出してる)を持って下がって(器用)、卓上にいる隊員さんたち二名は置いてかれたまんまであらーと思ってたら戻ってきた君島さんが隊員さんたちをひょいと引き上げてそこにいたゆうさりさんに手渡し……ゆうさりさんだな?ってびっくりした、お手伝いに来てたのかあ。機材いっぱいだから転換たいへんそう、しょーかさんとこもいろいろいっぱい。たいきめんさんはバーラさんのドラムの人と笑い合ってハグしてた。なんかいいなあ。わいわいばたばた。
そういえば今日は君島さんはコーラスとギターとベース、つまりはプレイに徹していてMCに絡むことはなく。フジロック出まーすの時もガッツポーズのみで。お呼ばれモードなのかな。すっごくよかったけどこれまでとはまた違う良さ。この会場のこの時間のこのライブのための特別なふるまいでぴしっと決めて見せた。かっこよ。

月ー
壁ー
天カセー
オブジェさん
隊員さんたち
お足元 お道具多いなー
オリジナルカクテル好好夏日
開演前
隊員さん大確認
19:14 雨雲接近通知
演奏中。撮ってる人を撮る。こんなふうに撮るんだ
撮ってる人を撮る2(バーラさんチームのカメラマンさんとにかく位置が高い)
足っ
踏みっ
鬼火(きびではない)
鬼火 – 続き(途中で音量がダウンしています)

Spreadの時の演奏とはだいぶ違ってる)

トップクラスのプレイヤー揃いのバンド、菅野咲花と鬼虎魚のみなさん(第一部終了は20:28くらい)
演奏後、隊員さんたちの移動を確認
オリジナルカクテル上海の恋人(1ドリンク700円だけど2ドリンクだと1200円だった)
天井高いというか吹き抜け

転換時、お客さんの移動が発生するかなと思ったけれどほぼ動かず。ふむ。場内けっこうみっしりだけどドリンクもらいに行って元の位置に戻ってこられる。このくらいだと楽でいいなあ。

チェコのバーラさん、アー写だと森の女王様みたいだったけど登場したのは妖精さんだった。キュート。明るかったりどことなく郷愁を誘う曲調にまっすぐなボーカル、落ち着いたベースとドラムに3日満月のおふたりがバイオリンとアコーディオンで絡む、元々こういうバンドではないのですかというしっくり加減、とてもいいな。バーラさん、英語のMCで、次の曲はみんなも歌ってほしいの、簡単なメロディだから大丈夫よ!みたいなこと言って客席にシンガロン促したり、音楽するのがとってもとっても嬉しそう。3日満月の権頭さんが「バラちゃん、いいでしょう?」と。はい、いいですねえ本当に。終演後の物販も大盛況で、CD買おうかと見てたら、ベースのパヴェルさんが簡単な英語で身振り手振り交えつつ、CDは2枚あるけど今日やった曲はどっちも半々ずつだよと教えてくれた、サインしてもらえるよ!とも。バーラさんにサインもらってベースのパヴェルさんドラムのヴィクトルさんにもサインしてもらっちゃった。いい記念だー。

バーラさん裸足ソーキュート
カメラマンさん
カメラマンさん
カメラマンさん
Bára Zmeková Trio+3日満月のみなさん(アンコール)
22:00少し前に終わりました
セトリかと思ったら違った
黒板文字かわいい
外濡れてたけど雨はあがってた
青山工事中
CD買っちゃった
バーラさんパヴェルさんヴィクトルさんサイン

余談。この二日後には福岡のバンドaldo van eyckと君島大空トリオの対バンがあって、それはそれは大変なことになってたと。アンコールでアルドのステージに登場した君島さんとアルドとのセッションの様子がSNSにぼんぼん上がってて、どえらいことになっとるーと思いつつ見てて、鬼虎魚でちょっと抑えめだったのとの対比が凄いなと、いや、鬼虎魚があったからこそアルドで爆発したんかなと、とすると、フジロックで一日目鬼虎魚で二日目が合奏形態なのって凄いセッティングなんじゃね、と思ったことではありました。春を前にしての歓喜の実践でもそうだったけど、あれは小樽と福岡は実質エクストラショウみたいな感じでZeppの3本とは内容も違ってたけど大阪の翌日の名古屋なんて凄かったけど全然余裕ありそうな感じで、これひょっとして全部羽田のためのリハーサルというか演習だったのではと。は。その神秘的教義の実習、ってコト?つーか春を前にしての歓喜の実践そのものがフジロックのための実習、みたいな。今頃気がつくな。気がついたわけでは。音のする部屋自体もフジロックを見据えてのリリースなんかな。それじゃポストカードの新曲はどうなるの。うーん。勝手に思ってるだけなのでいいことにしよう。勝手にわくわくしています。