2025-06-29 高蔵寺(君島大空×石若駿「外は夏の形」 at 春日井市東部市民センター)

2025年7月3日

かすがい市民文化財団の公演案内ページ

愛知に来がちよね君島さん。

以下、リスト形式にしてあるのは自分のスレッズ。

到着後開演前これ↑しかないのは察して欲しい。グッズのQRコードを読み込んで飛んだサイトを眺めたりしてました。曲は聞かなかった。終了予定時刻は16時になっていたけど実際は15時半過ぎくらいじゃなかったか。

以下メモ的なもの。無駄にたいへん長い。

  • はろ
  • 傘の中の手
  • *
  • 19℃
  • 瓶底の夏
  • *ポストカードの新曲
  • 午後の反射光
  • 愛よ届け(寺尾紗穂カバー
  • 世界はここで回るよ
  • エルド
  • Lover
  • 夜を抜けて
  • en)扉の夏

遠視も都合も向こう髪もやってない
3曲目(知らない曲)までは覚えてるけどあとは順不同、つなぎがうわあってなったりしたのに全部抜けてる、本編最後とアンコールは合ってるはず、余計なものは入ってないはず、抜けはあるかも、ただとにかく遠視も都合も向こう髪もやってないのは確か
君島さんのメロトロンいいよなあ「愛よ届け」メロトロンでやったよねよかったよねsoundcloudのこれが好きで聞いてたのでこの音好き嬉しい
https://soundcloud.com/ohzorakimishima/lalala-means-i-love-you
君島さん髪切ってしゅっとしててfuzzTシャツにジャケットでずっと着てて 暑くないのかなあって 客席はそんなに空調効いてない感じでたまにすっと冷たい空気がくる、アンコールで出てきたときかちょいちょいってハンカチかな汗押さえてたくらいで石若さんもたぶんそんなに汗かいてなかったみたいに見えた、達人か……石若さんは黒のはりっとしたゆったり上下でこれが武道の達人に見える
石若さんまた一段と空気の人になってないか、出だしの音よ……スティックの先でシンバルを擦るように、摩擦だ……吉増さんが新宿の朝カルで大友さんとやったときsheets of soundsのとき黒板に爪立ててきききききいってやったのを思い出した、あのときみたいな摩擦、「ここ」と「ここ」でないところ、彼岸と此岸を裂くような、反対にその熱でくっつけるような、そういう音、そこに君島さんが光を持って表れて、光暈、だったなあ
そこから傘の中の手で、光が雨みたい……佐藤円さんのはね、光なんだ、ライトってこんなふうに光って照らすんだ、って、雨のしずくとか揺れる木々とか、のような、ミラーボールに当たった光があんなになるなんて初めて知った、見た、聞いた…ほぼほぼ照明を見てた気がする、壁も天井も全部見たかった、あの光はステージからどんなふうに見えてたのかなあ
君島さん最初まっすぐ客席の方に向いててわあって思って、メロトロンやエフェクタープレイの時は石若さんの方を向く形になって、かと思うとマイクスタンドからマイク外して右手で持って左手をマイクスタンドに添えたりして、マイクを戻すときはそっと、コードをスタンドにかけて、そういう動作がきれいだなあ、なんか今日めっさ……色っぽくなかったか……艶っぽいというか。石若さんとだとこうなるのか?春日井だからか?梅雨のくせにめちゃ暑だからか?わからん。わからんけどめっさ艶っぽかった。それがメロウかひょっとして
石若さんのピアノ好き、あたたかみのある音というのがあるとしたらこういう音、と思う、君島さんはピアノは弾かなかった
称賛はしたくないわけ。称賛じゃないわけ。どんな言葉で飾ってもそれはもうそうじゃないんだ、言葉じゃないんだもの、空気、空間、場を満たすもの、音……音のために音ではないことをしているよ、音ではないことをしてきた人たち。のする途轍もなく強靭な、強靭でしなやかな何か、それを、みちみちぱっつんぱっつんじゃなくふわあ……っとヴェールみたいにたっぷりたっぷり……スペシャルなパフェみたいに。何言ってんだ。シロップじゃなくふわとろの生クリームみたい。甘くないけどやさしい。そう、やさしかった、限りなく。こんなやさしくて艶っぽいと色々考えるな、何があったきみしま。極上極生であったことは確かだ。ごちそうさまでした……堪能いたしました……
君島さんめっちゃ嬉しそうにやるよなあ、メロトロンやエフェクタープレイのときは真剣にもっちゃかもっちゃかしてるけど、ギターのときだって……いや、ギターのときと顔つき違うんだよな、ギターで弾きまくる感じなかったな今日、音、な感じ、石若さんといるってやっぱり特別なんだろうか、三期さんとのときの19℃、すっごいジャジーでひゅー!ひゅー!なかっこよさだったけど今日のは多分そんなに変わってないと思うんだけどグルーヴが全然違ってて、ほう……って感じだった。珠玉の、とか言っちゃいそう。珠玉のギタープレイ。ひゃー。
イントロのインプロビゼーションあんまりなかった、石若さんから口火を切ったせいか。

春日井も高蔵寺もなるべくあんまり情報見すぎないようにしててどういうところか知らずに行こうと、してたらかすがい市民文化財団さんがお役立ち情報をツイートしてくれてて有り難かった
https://x.com/kasugai_bunka/status/1938412968544522482

名古屋から春日井というか高蔵寺に向かうと途中駅に金山、鶴舞、ああそうか、そんなところなんだなあ。高蔵寺からバスで向かったけど道中緑緑、会場近くは巡れど巡れど団地、名古屋のベッドタウンなんだなあ。お役立ち情報にあった商業施設に行ってみたらば紛れもなく日曜日のショッピングセンターのフードコートでちょっとくらくらした。暑さのせいでは。ほんと暑かった。フードコートなりなんなりで腹ごしらえして腹ごなしがてら歩いてのんびりそこいらを眺めながら物販行くかあと軽く考えてたけどこれ歩いていったら汗だくだねえと思ったのでバス停ひとつ分だけ乗っちゃったよ、でもそれでよかったと思う。倒れる。物販開始前には着いたけどまあ結構な人が並んでて、みなさんこの暑い中よく並んでらっさる……そして目の前で売り切れるステッカー。ああん。どんなのだったのかなあ。MCでグッズの話をしたときに、岡ちゃん(PA岡直人さん)ステッカー持ってきてないの、と下手袖に向かって問いかけたけど、ないって、みたいに言ってて、ちょっと欲しかったなあーと思ってたら帰りの物販結構並んでて何が残ってるんだろうと思ったら岡さんの猫ちゃんステッカーじゃん!となったので並んでゲットしてきた、ほんとあなた方はやることなすこと急でびっくりします。
新曲入り活版印刷ポストカードは買えた。開演前に聞く心持ちではなくてQRコードだけ読み込んでいけるかどうか確認、と思ったらそこはもう既に君島さんの領域なのだった……とてもいい。いいなあ。こういうなさりようがとても好きですよ。
入場のときフライヤーと合わせてもらったのピツエン付きのアンケートだー。これを全員分ですか。ほえええ。こんなのは初めてです。でかでかQRコードが印刷されてて、期限は明日までとあって、じゃあゆっくり、と思ったけどよく見たら裏面に出演者へのメッセージをとある。ひゃあ。書いて出していいんだ。QRコードの方は会場というか今公演主催の財団へのアンケートなのだった。終演後、半ばぼうぜんとしつつも書いてきたよピツエン使って。久しぶりだなあ……これ直接ご本人たちが読む時間あります?
3曲め、知らない子ですね、ってなった、行くと何かしら聞いたことない曲が聞ける、しょしんしゃにもやさしい、あれだけギター変えてたっけか
おきゃんなところがすっかりナリを潜めてたもんなあ なんだったんだ
君島さんのたくさんの曲がリーフパイみたいにふぁささふぁささ重なって音を立てていたな、それを聞くのは好きだ
誰かとやるときはきゅっと目を合わせながらうりゃ。うりゃ!ってやってる感じあるけど今日のは必ずしもそうではなく空気、かな、音かな、其々が正対していた、其々が、今日向き合うべきもの、今日の核、みたいなところに正対していたような時間だった、ちょいちょい顔を合わせたり笑ったりはあったけどこれまで見たどれとも違うや、石若さんだからか……全幅の信頼か
鳴らそうというより鳴らさないようにしようとしているような、ここにあるもの、ここにないものに、目を落として耳を澄ましてそのままそっと周りを撫でるような、大事に大事に
ステージからの客席とか一番後ろから見る全体の景色とか見たかった、天井を見上げるのには限界があるよ着席だったしほんとはぐるっと見回したかったなあー
時々ステージに置いてあるオレンジ色の灯みたいな、縦に細い切れ込みがたくさんある大きなランタンみたいな黒いのなんだけど、その中から橙の灯りが灯ってゆっくり切れ込みが回って、下手に置いてあったそれがほぼ目の前にあって、ずっと見ていたかったけど、そうすると壁も天井もステージも大きな光で照らされていて
オープニングは二人の上からささやかな光量のスポットライトが静かに当たっていて、やがてスモークが見えだしてステージ後方のスクリーンやステージ奥からステージや客席や壁や天井も照らされて、少し丸みを帯びた照明機器たちが何かのタイミングでくるっと向きを変えるのが、さあ、次のお仕事っという感じではたらく機械感があってとても好き
ミラーボールに当たって反射する光がちりちり揺らぎながら黒くなったスクリーンにも壁にも散っていって線香花火の最後みたいにも見えた、あれはよかったな……ミラーボールは高いところでゆっくりゆっくり回って、あの多面体の鏡面の一面一面に合わせて光が慎重に一筋一筋照らされてるみたいな煌めきだった

MCはぽつぽつ
・新旧取り交ぜて
・市民センターでやるの初めて(笑い)
・呼んでいただいて嬉しい、昨日リハで円形劇場だーと
・しゅんしゅんとこれまで「外は春の形」としてビルボードでやってて、今年は「外は夏の形」でここ一本だけ、春日井だけ、名古屋の知り合いに春日井でやるって言ったら「春日井!?」って(笑い)
・アンコールはこれ一曲だけやると決めてて、この曲を聞いて外に出たら夏めきが……もっと夏めき……(空中分解していって笑ってた)

新曲は透明な感じがしたなあ

やさしかったというかやわらかかった

光 だった 夏の光

痣のzよく聞こえました、朝じゃなかった

迎、love you、I love youって。2コーラスとも。名古屋だとI love youなんだろうか

下手袖から出てきた石若さんがドラムセットの椅子に腰を落として君島さんの合図か目線があったのかはわからなかったけどじっと君島さんを見てる感じはなくて ふいに背中が す と立ち上がって 言葉とか意図とか恣意性の介在しない、時間も空間もないような ひとつの柱 のような それは、それまでの時間と空間があるからだ、この、おぼろげであたたかみのある場所で なんというか必要以上の敬虔さは持たないよう肉の在処を否定せず
ちょっと言葉では言い表せないんだけど物凄く地に足の着いた演奏だった と思う
犠牲や生贄のようなものではなくて(払ったと言えば君島さんがきしめんを食べられなかったこととかか)

以下お写真のみなさん。あんまり考えてない。

高画質電光掲示板って切ないよなあと思いながら見てた
名古屋から高蔵寺に向かう車内。金山と鶴舞を通る
車内広告がマイナビ転職フェアだらけ
高蔵寺駅入口
「夢」と書かれてあるのはアップライトピアノ。弾いてる人がいた
高蔵寺駅通路
会場近く。UR賃貸住宅
早めの終演後見たら終わった時間に合わせて書き換えられていた、本当に対応がきめ細かい
開演前
終演後
岡さんのステッカー売り上げ15000円とのこと、全額寄付されるそうで
OzoneがOzoraに見えたの図
あんスパ 好きだな

終演後、バス停どこだっけなー前を歩いてる人について行けばいいかな?と思って適当に歩いてたら地元の人だったらしくバス停ひとつ分歩いてショッピングセンター辺りまで来てしまった、でも、広々とした景色とか日光とか(激暑)風を浴びながらへたへた歩いてずっといろいろ反芻したりして却って歩行が得られてよかった。ライブの後の過ごし方ってセンシティブだったりするじゃないですか。

余談。グッズに絡む話。活版印刷ポストカードね、QRコードを読み込んだ先が、帰ってきてから家でよくよく見たら、まー。こうきたかあああああってやつでした。

スマホでもパソコンでも曲は聞ける。更にパソコンでブラウザ全画面というか思い切った横幅で見るとわあってなる。更に目を凝らすと、というかぶっちゃけソース見ればわかるっちゃわかるんだけど、これなんだ?ってなってからがとても楽しい、楽しかったわよわたしは。無粋か。失礼しました。面白いなあ。

余談オブ余談。web先行販売のとき座席指定するかおまかせにするかの選択式で、前がいい~と思って選んで次の画面に進むとその座席はもうありません的なメッセージが出ること2回。で、涙目になってもうどこでもいいですーーーの気持ちでおまかせにしたところ、

(あ列10番)

昔の京都会館方式だと「あ」が最後列なんだよなあと思いつつ検索すると公式サイトには座席図はなく、座席表サイトなんていうところにPDFがある。あはははは。はー…………すみっこだから許してもらおう……誰に。

(2025-07-03 08:08追記)茶道か何かみたいだった、な、って今頃思ってる