2025-06-14 渋谷(幽体コミュニケーションズ『文明の欠伸』リリース記念公演 at WWW)
へー幽コミさんイベントじゃなく東京でじっくり見られるんだーゲストもいるのかー面白そうかもーと思ってチケット取ったらば
ぴゃーーートリオだーーーぴゃーーーーー(と舞い上がっていたけれど日が進むにつれなんだかあちこち調子が悪くなってきてまた行けないかもと思ってたんだが梅雨に入っちゃって当日の予報もとっぷり雨っぽいとなった時点でなんか逆にアリな感じになって行ってきた。行けた)




そこそこ早い番号だったのでさくっと入場して前に行ってみたけどなんか違う、となったので一旦出て物販に行ってみる、ひかりさんが言ってたいぬちゃんのシールがいいなと思ってたので、すると、シールだけじゃなくアクキーもいるな???




わああああーー書き文字だーーーーー夏の光てーーーーーーー(君島大空トリオはドラム角崎夏彦さんとベース藤本ひかりさんと君島さんの三人体制)ってことはこの夏もうちょっと動くのか?トリオで?それとも祝砲撃ち込み用にだけ作った?わからぬー
今日は開演前めずらしく場内アナウンスがあったな、君島大空トリオのみ演奏中の録音撮影不可と。ふむ。幽コミさんはオッケーなんだなあ。開演はほぼ定刻通りでこういうところもいいなあと思うんだよ。
初めて見る君島大空トリオ、もう良すぎて殆ど何も覚えてない、いい日本酒だといくら飲んでも酔わずにいくらでも飲めるみたいなすーっと入って体を流れて消えていくみたいな、瀉血か。違うか。君島さんが何着てたのかも覚えてなくてびっくりしたけど幽コミさんが写真あげてくれてたの見てそっかーと。ひかりさんのワンピース可愛かった。君島さんはいつものように捧げもののように音を出し始めて、なんだか……なんだろな……な感じ、感覚が猛烈に喚起されるような(あとから見たら幽コミさんの「ユ」だった模様、npsの音も聞こえた気がした)、火傷に雨、嵐、19℃、うーーーートリオだとこうなるのかーーーーーアレンジは大きくは変わらないんだけどなんだろな、呼吸、とかダイナミクス、とか、これまで聞いたことのないやつだった、改めてこの人すっげえ、すっげえギターだわあ……と、あとボーカルも凄かったんだよな、がなって。喉から吠えてて。巻き舌で歌ったりも。いやあーなんなんだあれ。そんでひかりさんは可愛いワンピースでえっらい音出してて夏彦さんのドラムは口数少ないんだけど言うこと全部言ってるみたいな。ちょっと何やってんだかわかんない。MCのタイミングが2回あって、幽コミとは知り合ってそう長くないけど語りつくせない話すとキリがなくなるから曲行く、とか最初は言ってて、二度目のMCではまた話すとキリがないと言って、なので幽コミにおくるものを持ってきましたみたいなことを言っておもむろに紙片を取り出して読みだして、そうしたらひかりさんも紙を手にして読みだして、君島さんとひかりさんとで呼応するように読み合っていて夏彦さんのドラムが低く鳴ってて、照明のせいか真っ白には見えない紙の色、なんなん……なんなんだこの音楽。そこからシームレスに曲に繋がってそれが幽コミさんの「ギ」だったみたい(わかってない)、凄かった、、、、読み合いの時点で魂抜けるかと、よく立ってたな、なんかもう凄かった、ひかりさんの声かわいい、そこからLover、これも凄かったね、これまで聞いたのと違うやつだった、最後に遠視。crazyも迎もやってる、迎よ迎。あー。合奏形態だと四人が向かい合うようにしているけど今日は君島さんがめっちゃ前、フロア見ててびっくりした。目ぇかっ開いてめっちゃ見てくる。その喉で鳴らす声……凄かったな。ひかりさんにっこにこ。えっらい音出しながらにっこにこ。いやー。すっごいもん見た、いや、見たのか?すっごい音聞いた。すっごい音楽やられた、耳元で。喰らった。すっごい喰らった。凄いしか残ってない。
つくづく君島さん音楽の人だなと、音楽でやり切る人だなと……そこに注がれるものが既に音楽なんだろうか、音楽じゃないものを音楽にしているんだろうか、猛烈なパッションと凄まじいジャッジ、それを惜しげもなく押し込み注ぎ込む、合奏形態と違うかたちで在るのはなんだかそのこと自体がとても誠実な在り方な気がする、そのための形か。For you、なんだよな、Especially for you。今この時、ここにいる、あなたのために。同じことをしないというより、どのステージもどの演奏もその日その時のために作り上げる、そういう音で……音しかなくてよかった。Loverの、”忘れた頃に思い出せなくなる前に”からのフレーズの熱、説得力みたいなのが凄かった、強かった、凄くて強かった。
トリオが捌けても周り殆ど動かない、あらー、でもこのタイミングでドリンクが欲しいのよー、外に出てカウンター行くと空いてた、物販は見ると欲しくなるからもう見ない。えらい。幽コミさんはゆっくり見ようかなと後ろから入ろうとしたらみっしりぎっちり。あらー。こりゃ前の方が楽だ、もっぺん前の方に戻る。かいてき。
客電が落ちて幽コミさんだーと思ったらまず出てきたのはpayaさん、もこもこした被り物に枝っぽい角っぽいのが刺さってる、衣装は白っぽい紙っぽいぺろぺろした感じ、アー写のあれか、そして口上が始まり……ああ、こういうの毎回あるのかあ、前に配信で見たときは配信だからお話から始めたのかと思ってたよ、たーーーっと耳を滑り抜けていくpayaさんの言葉。配信のときもそうだったなあ、不思議、テストがあったら0点だよってくらい頭に何も入ってこなくて、周りの人たちはうんうん頷いたりしながら聞いてる。吉居さんといししさんが入ってきて演奏が進んでいったらpayaさん被り物とっちゃった、ああん。あれ好き。そこはそれでいいのか。打ち込みをベースにして音が重なっていくのか、吉居さんのギターはぷっくりシールみたいな存在感、payaさんはトロンボーンにギターに歌に鳴らしものに、立ったり座ったり歩いたり動きも自在、いししさんの動きがきれいだなあ、あのきょりきょり鳴る木の粒がいっぱいついたみたいな鳴らしもの、小さなディンシャみたいな鈴みたいなのとか膝に置いたマシンとか、そこから出てくる音と合わせてずっと見てた、音がしっかりしてるなあ。ここからはゲストをお呼びして、みたいにpayaさんが呼び込むと制作にも参加しているドラムのsenoo rickyさんとコントラバスの宮田あずみさんなのだった、ここから更に凄かったな、おおお……音の厚みが。空間の厚みが。迷うことなく現れて去るような確かな音で。はーってなりながら聞いてた。気がついたら本編終わっててアンコール、めっちゃすぐ出てきたーと思ったらpayaさん「吉居くんが着替えるの待ってたら遅くなりました」ズコー。着替えてきたのは物販Tでしたね。物販紹介のとき近くの人が「全部買ったよー!」と言っていて凄いなと思った、結構点数あるぜ。
アンコールもダブルアンコールも一曲ずつでなんてささやかなんだろうと思った、これが幽コミさんなんだなあ。終わりたくないってみんな思ってたねきっとね。









余談。行きは山手線で渋谷駅に着いたらめっっっっっちゃ人混みで怖い、危険を感じるくらい。ハチ公口は工事中なので遠回りなのは把握してたけど、前に来た時とは比べ物にならないくらい人人人。取り敢えず人だかりを避けて宮益坂口に出るもそこからハチ公側への歩道が人で溢れててギブアップ状態。もうツーリズムのライフはゼロよ。なんでこんなことになってんの。諦めて宮下公園方面からぐるっと回って行く形になったけど、もうあの人混みはご免蒙りたい。なので帰りはバスにした、かいてき。こうなると渋谷に行くの考えちゃうな。どうしてこうなった。
(覚え書き)君島さん、これはこういう曲、ってするんじゃなくて、音楽がそこまで、そこにくるまでの足跡、足音、そういうのを大事に一生懸命抱えていてそれが皮膚呼吸みたいに出てくるんじゃないかと聞いててそういう感じになった、Loverの後半、終盤、聞いたことない初めて見る景色があるように感じて、それはあの”読み”で開かれたところから続いてたのかも知れない、これまで聞いたどのときとも違う、知らない音楽みたいだった、いくらがなっても巻き舌になっても隠れられないコア、bareな何か顔を覗かせたみたいな、ってこうやってこねくり回してもね、言えば言うほどだめになるようなそんな夜だったよ
書いたそばから忘れるからそれはそれでいいんだー、
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