20230816 君島大空合奏形態「THE SADDEST TEMPEST」渋谷CLUB QUATTRO

2024年1月27日

気圧も湿度も猛烈な渋谷、クアトロなんていつぶりだかわかんないくらい久しぶりで場所も忘れている。しかし、こんなに暑いのに昼間から人がいっぱいいるな渋谷……。

2021年のフジロックの配信で知らないアーティストを色々見たのだけど、その中でとりわけ気になったのが君島大空(この時も合奏形態)で、これはいつか生で見てみたいなーと思いつつなかなか都合がつかず今回ようやく行けることに。経歴やメンバーもよく知らないまま楽曲だけぽろぽろ聞いていたのだけど、いやはや。

君島大空 合奏形態 – 光暈(halo)(FUJI ROCK 21)

このサイズのライブハウスは本当に久しぶりで、階段に並んで入場を待つのとか「あー」という感じで色々思い出したりもしつつ、開場時間を前に行きかうスタッフの人たちを見送りつつ「階段下が大変みたいっす」なんてやりとりを聞きつつ猛烈な湿度の中汗だくになってひたすら待つ。中に入ると雨や雷鳴が鳴り響きなるほどテンペスト……場内、悪名高い柱はそのまま、それを避けなんとかよさげな場所に陣取ってジントニックをちびちびやりつつ見まわしてみると客層はやはり若め、見た感じ無印良品とかTシャツな感じのゆったりモードの人が多く雰囲気もゆったりめ。とはいえチケットはソールドアウトで「半歩前に詰めてくださーい」とのスタッフの声が度々かかる。

リユースカップってアクリル製なのかしら。しっかりたっぷりしててようございました。

で。

上手から君島大空、新井和輝、石若駿、西田修大という並び。セットらしいセットはなくてドラム以外はギターやベースの他にコンソールを操りつつの演奏。が、何がどう鳴っているのかわからない。

とにかくドラムが凄い。何か、ビルの中で工事してるのかと思うような凄い音。ただ大きいというわけではなくてとにかく凄い音。支えるというのとは違う、個として鳴っていてそれでいて全体が合奏形態、みたいな。こんな音聞いたことない。もう、全てがえらいことになっていて、どえらいことになっていて、気がつけば体が揺れてる。凄いのにうるさくない音、全部が全部として鳴っている、ただ音楽として鳴っている、そういう感じ、、、、、、純粋に音楽として極大に心地いい。歌詞もタイトルも覚えてないもんで(すみません)何がどうだったかはまったくわからないんだけど凄まじく気持ちよかった。新曲もあったけどこれがまた気持ちよくて、音のツボというのがあるとしたらその全ツボにぴたーっぴたーっと嵌っていくような。一曲、とても好きな曲があってそれをやってくれたのも嬉しかったけどそこでミラーボールが回ったのもまたよかったなあ……タイトルくらい覚えとけ……そのうち……でもこういうのってそのままにしといた方がよくないか?

(実のところ、何度音源で聞いても音そのものに没頭してしまうというか歌詞とかタイトルとかすっ飛んでっちゃう感じで聞いているので一個も覚えていられない、君島大空に関してはもうそういうもんだと思いながら聞いているのが実情)

とにかくもう演奏が良くてよくて一曲終わるごとにオオーーーウオオオオーーーと歓声も凄くてめっちゃめちゃどえらいライブだった。最後にはアルバムのリリース(こないだ出たばっかなのに!)とツアーのお知らせもあり拡散するよう指令も出されてこの上ない充足と期待に満たされて終了という、本当に物凄い一夜だった。音楽って、演出とか照明とかそんなに凝らさなくても演奏それだけでよくないか、純粋に楽曲と演者そのものだけでよくないか、しみじみそんなふうに思ったなあ。こんな見事な演奏ぶち浴びたらそらそう思いもしますがな。あーいいライブだった。