2024-07-08 木場（映画「温泉シャーク」）～神田（君島大空合奏形態「The Sweet Torture」）
サメ映画「温泉シャーク」にヒカシューの巻上公一が出演、平沢進は特殊音響効果で参加（コメントあり） – 映画ナタリー
いやあ面白かった。平沢進の特殊音響効果って何よと思ってたけど、そうくるか…合ってる。平沢進の使い方が合ってる。サメ映画なのでサメが出てくるんだけどクラウドファンディングのおかげで都合432匹のサメが出てくる。これ、秋山歌謡祭2024がクラウドファンディングで集まった支援金をTOKAKUKA一曲につぎ込んだのを連想させる。やりすぎだろ！っていう。人はめっちゃ具体的に襲われるけど犬は無事。サメ映画が作りたくて作った人が作ってるのがいい。あと、公開後のSNSに感想書くとき皆がネタバレに配慮しつつ作品の面白さをいい感じに凝縮してるところがお行儀よくていい。サメモラル。今風要素もいっぱいあって、そういう意味でもこのタイミングで見るべきかも知れぬ。いやあ面白かった。
温泉シャークからの君島大空合奏形態。神田スクエアホール初めて行ったけどいいホールだな……合奏形態と相性がいいのか。結構前方の端っこだったんで音は推して知るべしかなと思ってたんだけど、始まって見たら正面から音が飛んでくる。ズバーン。なんだこりゃ。メンバーのプレイもさることながら音がいいんだよなあいつも。相当なレベルで。ステージ縁に並んでるやつ、あれなんだろうと思ってたけどストロボだったんだな。演出かっこよかった。ランプの演出もよかった。でしゃばらないけど効果的な照明、演出、そういうのが君島楽曲と合奏形態のプレイにマッチして。君島さんが中盤、アップライトピアノを弾くんだけどこれがまたよくてなあ。tiny desk concertsの再現プラスアルファで。ギタープレイも更に良く。きさらぎをゆっくりゆっくりやったの良かったな……笑止#2の新井先生のベースやばかった。あと、石若駿のドラムが、そりゃもともとしっかりしてるんだけど、なんかより一層丁寧にジェントルにやばくなってた気がする。なんか全員やばくなってる。君島さんがやばいギター弾いて西田さんがきゅーって笑って、西田さんがやばいギター弾いて新井先生がうんうん頷いて、新井先生のやばいベースに石若駿のやばいドラムが事も無げに鳴ってて、やばいのレベルがどんどん上がってる。それがめちゃめちゃいい音で鳴ってる。天井知らずか。アルバムリリースに合わせたわけでもなく単独でこんなん。どないなっとんねん。そういえば新曲やったんだけどタイトル言わなかったね。二曲あったよね。去年クアトロでc r a z yやった時は曲紹介したよな。とにかく全編音楽でいい音鳴り通し。音楽というか、この場この時にここでこの面子でやること、みたいな。ああ、君島さんが途中でジャケット脱いだら半袖シャツで、夏だなあ、と思ったよね。梅雨ってさあ……みたいな、ぎしぎしに暑くてどうしようもない日で。そういう、すごい「今」な感じがあった。
余談：