2025-05-23 虎ノ門(吉増剛造展『アイウエオ、ノ、ア!』オープニングイベント at SIGNAL)
谷川俊太郎、白石かずこ、唐十郎、大川小学校のハナちゃん…
人々の旅立ちとともに、詩人は新たに「出発」する。
先に旅たった旅人たちへの餞(追悼詩・文)や、最新作を含む詩人の直筆原稿や未発表の草稿、朗読パフォーマンスの映像・音声などを展示。死別といういっけん昏い出来事にこそ「光」を見、あたらしい詩の萌芽の兆しをみる詩人の、手探りの跡、光明の筋を追う。
https://signing.co.jp/signal/archive/?contentId=cq6vgfa8265
人々の旅立ちとともに、詩人は新たに「出発」する。吉増剛造展『アイウエオ、ノ、ア!』開催 | 株式会社SIGNINGのプレスリリース
吉増剛造展『アイウエオ、ノ、ア!』オープニングイベント (マリリア × 吉増剛造) | Peatix
んー。また新しいこころみになるのか。また行ったことのない場所だ。









吉増さんまたすごいことになってるしマリリアさんのお歌とてもよかった マリリアさんがフィルター、層、レイヤーを与えた中に吉増さんが入り込んでいったように見えた、音楽、という言葉が出てきてあっと思った、ここからまた転換していくとか言われててここからですかと思った、今月末の現代詩手帳はバーコードをミスったため今日持ってこられなかったと、そんなんあるんだと思った
https://www.threads.com/@kemonorare/post/DJ_5jx_zg2s
(スレッズ、現代詩手帖を現代詩手帳と書いてますねきゃー)
何がどう、って説明したりできるようなもんじゃないんだ、吉増さんいつもそうだけど、今日のはまた尚更というかなんというか、まずマリリアさんが出ていらしてうわあと思った(マリリアさんパートは撮影録音不可)、御髪につけているお花が、いつもはふわふわした感じのなんだけど、今日のはセルロイドの風車みたいなはっきりした厚みと色のあるもので、それを通してスクリーンに映る映像がそのまた奥に開かれていくようなレイヤーで、お歌もまるで今日初めて聞くみたいなそんな感じがした、
少し落ち着こう
スクリーンを背にしてフロアを向いて立つマリリアさん、前にはマイク、正面からマリリアさんを撮影している映像がマリリアさんごとスクリーンに映し出されて、歌うマリリアさんの影がスクリーンのマリリアさんに重なるのはいつもの鈴木余位さんのカメラなんだけど、今日はそれにマリリアさんの御髪につけているセルロイド様のお花の飾りが加わってレイヤーが増幅しているようで、それに相まってマリリアさんのお歌もこれまでと何か違って聞こえていて、いつにも増して、向こう側だろうか、ここではないものへ寄せる何か、があったような気がして、そのあと登場した吉増さんから”音楽”という言葉が出てきてびっくりしたんだよな
吉増さんはスクリーンの向こうの更に奥、別室というか、暖簾で区切られた別の空間にいらして、その壁に投影された映像、文字、文、そういったものに向かいながらこれはもう朗読ではなくて詠唱のように吟じられていて、その喉、体の震えに呼応するように文字や文も膨らんだり発光したり揺れて見せるのだった、それを、スクリーンに映し出された映像として見ているこちら側、という図で、くらくらした
会場の壁には吉増さんの原稿が展示してあったり壁に印字してあったり吉増さんが直接書かれたものもあったりまるで結界みたいだけれど会場というかお店の入り口、道路に面した側がガラス張りで外界と接していて少し特別な空間になってる。多分完全には閉じない。お子さん(とご自身)が発熱のため京都からリモート参加になった岡本小百合さんが画面の中にいて会話しているのも閉じつつ開いている感じがしてこの場はそうやってできているなあと
「アイウエオ、ノ、ア」、谷川さんが亡くなってから吉増さんが繰り返し仰っていて、なのかな、いろんな媒体が同じことをいろんな名前のいろんなアドレスで言っていたのかも、中には「アイウエオ、ノ、ア」でなく「ア」とだけ報じたところもあった気がしたけど辿れないな、メディアは省略するよな、人が死ぬと途端に食いつくくせに省略する、そういうものを見てたから、省略されてない、圧縮されてないローデータを喰らった、フルサイズでちゃんとぶち込まれた、そういう感じが。ワンドリンクオーダーの無料イベントでこういうことをやるのも新しいこころみなのかな。


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