2024-08-11 横浜(鏡鏡鏡鏡 移動する鏡 vol.3 at 象の鼻テラス) 

いやー

いやー

言葉にならんわ

移動する鏡 vol.3 at 〈象の鼻テラス〉 | Peatix

君島大空さんと西田修大さんのユニット?デュオ?ふたりでやっている「鏡鏡鏡鏡」。チケットに当選した時は、せっかく横浜行くんだから早めに行って中華街でお昼でも食べてのんびりしてから会場行こうかなと思っていたのが、当日あまりの暑さに断念。37度とか。最寄り駅から歩くだけで汗だく。

途中になんかいた
横浜税関…無料で入れるのでちょっと涼んでいくことにする
めっちゃキャラ推し
輸出用しょうゆ瓶カコイイ
うわー貿易統計
うわー計算機
うわー輸出統計品目
火元責任者が広報広聴専門官なのカコイイ
税関の強い意志を感じるポスター群
あんた、「運び屋」したら人生終わりやで!

密輸品を見つける体験コーナーなんかもあって面白かった。涼しかった。涼みに来た人たちで結構賑わってた。

象の鼻に到着。めっちゃ海
象の鼻テラス ZOU-NO-HANA TERRACE

象の鼻テラスってなんだよ!と思ったけど、

象の鼻テラスは誰でも自由に過ごせる象の鼻パーク内の無料休憩所。アートスペースとカフェを併設し、ジャンルレスなアート体験と様々なサービスが楽しめます。

だそうで、カフェがある多目的スペースみたいな感じの場所なんだな。去年燃えに燃えたニールマーレの件を思い出す、あれが入居していた観光交流施設ってこういう空間を創出したかったのかな、などと。

中に入ってまずはソフトクリームなど買ったはいいが席はいっぱい。三連休の中日だもんなあ。と、フロアを見渡しているとちょうどよく空いたところがあったので着席。ちょっとした公民館くらいの広さ(アバウト)のフラットなフロアの真ん中らへんに中洲のように仕切られた空間があってマイクスタンドやらモニターやら置いてある。ひょー。

ゾウノハナソフトクリーム
象クッキー
良心的な価格
ひょー。

こんな、めっちゃ地続きな感じでやるのかっ。驚きつつソフトクリームなめてると囲いの中がぱたぱたと慌ただしい……って、あれ、ひょっとして…?!

夜にイベントやるとはいえ誰でも入れる無料休憩所でぱっと見た感じ殆どが休日を楽しむ親子連れやグループで、囲いの中のスタッフと思しき人たちの中にいるのが今夜の出演者であるところの君島さんであることに気付いてる人はあんまりいないっぽい。一人あたふたしながらあまり見ないように、でも目と鼻の先にいる君島さんが気になって気になってうはーどうしようと思ってたら「よろしくお願いしまーす」という声がして控室の方なのだろうか、いずこかに去って行かれた。

はあああああああ…………ソフトクリームの味わかんないよう。いや、しっかり滑らかだけど重すぎずおいしくいただけました。なんかすごいことになってんなーと思いつつ、ほっとしたら小腹が空いてきたので追加注文するべく再びカフェ窓口へ。メニューがめちゃ豊富で迷ったけれど地鶏フランクとアイスティーを選んで暫し待つ……と、隣に別のお客さんが並んできて、何の気なしにふと見ると……あ?あ?あ?

「氷いちごください」の声。君島さんだ……氷いちご買ってる……おひとりで……その後のことはよく覚えていない。硬直してたと思うがちゃんと席に戻ったし地鶏フランクも食べた。地鶏フランクの味わかんないよう。いや、とてもしっかりしていて食べ応えあっておいしゅうございました。食べてる間ずっと視界に君島さんがいるんだが。うおー。ライブ楽しみにしてますよ!なんて声をかけている気丈な人も現れてて、ありがとうございます暑いから気をつけてくださいねと応える君島さん。氷いちごを食べながら作業する君島さん。MELLOTRONの文字が見えた気がする。人差し指の先が赤い。雪駄から覗くペディキュアも赤い。そしてそこに西田さんもやってきてしまった。ひああああ……言葉を交わしたり笑ったりしながらエフェクターやらなにやらセッティングするおふたり。だめだ。耐えられない。たまらず席を立ち外に出て友達に電話して猛暑の中思う存分無理無理無理無理と汗だくでぶちまける。よくもったと思うよ心臓。オタクムーブキモイと言われようがあんなん無理だ。ずっと見てるとか。声をかけるとか。

地鶏フランクとアイスティー
練りからしとケチャップも使ったはず
テラス入口の看板

外に出たものの中からはガンガン音が聞こえてくる。出てきてよかった……音出しとかリハーサルとか耐えられない。めちゃめちゃ暑いけど風があるので過ごしやすいっちゃ過ごしやすい。そのまま暫し周辺をうろつく。

セッティング中
屋上からの眺め
象オブジェ(動かない)
カフェ閉店後の看板
椅子が円形にセッティングされている
開場前の看板
中から外を見る。ガラスになんかやたら文字が書いてある

ライブ凄かった……鏡は初めてで何が起こるのかまったくわからなかったけど、君島さんの曲と鏡の曲と、アンコールではサザンのカバー(LOVE AFFAIR~秘密のデート)も披露されて、自由で豊かで激しくて繊細で……序盤で都合とか遠視とかやるもんだから「これラストかな」「アンコールかな」とのおふたりのつぶやきもあったりして。番号が遅かったのもあって何も見えない位置にいたけれど、音があれだけ凄いとな……満足しちゃうな……途中休憩をはさんでアンコールまで2時間半くらいやったのではないか。本編ラスト辺りで君島さんのアコギの弦が切れてるのが見えて、おしまいのところでその切れた弦を指に沿わせてその指でしああああっと弦を滑らせていったよね……なんという……演奏は凄まじいというか壮絶なのではなくて音にとにかく一直線に相対しているという、その姿勢がいいのだ。すごく色々工夫して音を出しているはずなんだけどそのどれもが無理じゃなくて、大変なんだけどすべて心地よく着地してはまた舞い上がる、循環している、そういう空間だったな……。辛くない。苦しくない。音だけある。「頑張ります!」「よろしくお願いします!」とまるで新人お笑い芸人みたいに言っていたけれどほんとこれからも楽しみで。「˖嵐₊˚ˑ༄」からの「きさらぎ」よかったな……

つーかね。アンコール、弦を張り替えてる(アコギにエレキの弦を)君島さんを待ちつつ西田さんが物販紹介して、CD欲しいなーと思って列に並んだらえっらい行列で、こりゃ堂々たる壁サークルさんだねえと思ってたらおふたりが手ずから販売されておる……無理無理無理無理。でも欲しいんだが。けどでも。フランクに話しかけてる人もいて凄いなあ。いや、今さっきあんだけの演奏かましてすぐに物販に立てるあなたがたが一番凄い。おふたり立ってるけど窓口はひとつだ。はー。CDは売り切れてなかった。よかった。テーブルの上に剥き出しのサインペンが置かれていたので、これ、と摘まみ上げると「あ!あぶない!ありがとうございます!」と君島さん。ひいい。お札を渡しておつりに500円玉を貰ってしまう。ひいい。「ありがとうございます」と笑顔で。ほんとにさ……あれだけの演奏やってへろへろになっててもおかしくないのに、それを、ほぼ全員並んだんじゃないかっつー大行列に、ひとりひとり対応して言葉も交わしたりして、なんだこれは……。何もかもが凄かった。鏡の時は友達が手伝ってくれてるという、スタッフさんたちもホスピタリティ溢れててありがたかった。物販でちゃんと見た君島さんは氷いちご買ってた時のTシャツと短パンではなくチャイナカラーのシャツでした。

鏡#1.5