創作

美少女でべそ蘭 イントロダクション

(ハイペさんの日記から) 東京駅に到着したのがかなり時間ギリギリだったので速攻タクシーに乗り込む。「すっごい急いでいます!ビッグサイトにお願いします!」と言うと運転手さんがキラキラした笑顔で「コミックですか?」と聞くのでそうです、と...
創作

短歌の研究

悪漢の腹にワンパン食らわせてずらかる体で映画館出る居酒屋で丸椅子跨いでいる奴らサツかヤクザか借金取りか後ろには予想もしない黒幕がいるのだこんな揚げ浸しにも映画には人生すべて詰まってる君のあくびが止まらぬわけも大股で歩く路地裏始発までエンド...
創作

マンスリー2015

(一月三句)年明けて打てやブンブンサテライツ初日の出マッドカプセルマーケッツ武道館終えてすっくと冬の薔薇 (二月三句)立春が過ぎてからくる訃報あり抜歯してバレンタインの腑抜け面運休の電車過ぎ行く春時雨 (三月三句)桃の花にくき...
創作

マンスリー2014

※7月と12月しかありません。 ショーウインドウに釣り針釣り堀釣り船ガラスショーは始まらないここにない蝉の脱け殻を幻視する7月 (十二月三句)青蜜柑ひと房食んで鼻セレブ床上げてインフルエンザ外に干すエゴイスト孤独東京十二...
創作

私はパンツ ―ミカの勝負パンツ―

ここは何処わたしは誰……はっ。 気を失ってる場合じゃない。ここはアパートの一階のベランダに置かれた鉢植えの上。あたしはミカの勝負パンツ。洗濯後のあたしを干そうとしてたミカの手からえいやっと飛び出して着地したショックで気を失ってたみた...
創作

マンスリー2013

落ちる僕ら夢に この寄る辺ない存在を証するもの 華やかな終わりの扉が開かれる1月 今しかない今しかないと何度言い聞かせたか ごらんこれが今 羽ばたいた鳥たちの影がまた落ちる2月
創作

マンスリー2012

何を忘れたか思い出せない忘れたことすら忘れている いろんなことが特別でなくなっていて時々それに気が付いて 諦めることと失うことは同値ではないと思う1月 ベルが鳴る目を逸らす僕らの朝 額縁の向こうからやってくる...
創作

マンスリー2011

もういいもういいと声がする もう終わらせてよいともう始めてよいという声が 死んだ仔猫がガラス玉を抱いて眠る1月 ファースト初めてのサムタイムス時々 思惑なんて関係ないそこは自分が決める 反動は正当だと時...
創作

マンスリー2010

暑い扉が開く音がするかすかに カーブの先呼ばれない名前熱いカップ 満たされた獣が目を閉じる夢を見る1月 声が聞こえるもしもし空耳 あのひとはいってしまったいっていって 頂に色を失った陽が残る2月 ...
創作

マンスリー2009

冷たい壁寒い一日ここにくるまでの道のり 吐く息に注ぐ光空 目を閉じて手を伸ばしたい1月 溶ける音壊れる音ここは賑やかだ わたしたちは始められる終わらせる事ができる 飛行機の過ぎて行ったあとに星がくる2月...
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