創作

マンスリー2014

※7月と12月しかありません。 ショーウインドウに釣り針釣り堀釣り船ガラスショーは始まらないここにない蝉の脱け殻を幻視する7月 (十二月三句)青蜜柑ひと房食んで鼻セレブ床上げてインフルエンザ外に干すエゴイスト孤独東京十二...
創作

私はパンツ ―ミカの勝負パンツ―

ここは何処わたしは誰……はっ。 気を失ってる場合じゃない。ここはアパートの一階のベランダに置かれた鉢植えの上。あたしはミカの勝負パンツ。洗濯後のあたしを干そうとしてたミカの手からえいやっと飛び出して着地したショックで気を失ってたみた...
創作

マンスリー2013

落ちる僕ら夢に この寄る辺ない存在を証するもの 華やかな終わりの扉が開かれる1月 今しかない今しかないと何度言い聞かせたか ごらんこれが今 羽ばたいた鳥たちの影がまた落ちる2月
創作

マンスリー2012

何を忘れたか思い出せない忘れたことすら忘れている いろんなことが特別でなくなっていて時々それに気が付いて 諦めることと失うことは同値ではないと思う1月 ベルが鳴る目を逸らす僕らの朝 額縁の向こうからやってくる...
創作

マンスリー2011

もういいもういいと声がする もう終わらせてよいともう始めてよいという声が 死んだ仔猫がガラス玉を抱いて眠る1月 ファースト初めてのサムタイムス時々 思惑なんて関係ないそこは自分が決める 反動は正当だと時...
創作

マンスリー2010

暑い扉が開く音がするかすかに カーブの先呼ばれない名前熱いカップ 満たされた獣が目を閉じる夢を見る1月 声が聞こえるもしもし空耳 あのひとはいってしまったいっていって 頂に色を失った陽が残る2月 ...
創作

マンスリー2009

冷たい壁寒い一日ここにくるまでの道のり 吐く息に注ぐ光空 目を閉じて手を伸ばしたい1月 溶ける音壊れる音ここは賑やかだ わたしたちは始められる終わらせる事ができる 飛行機の過ぎて行ったあとに星がくる2月...
創作

マンスリー2008

感じる初期微動ここにあるもののかたち 祝福されささやかに在るすべてが当たり前のように美しい 意味を鮮やかにすり抜けた光が来る1月 しまったここじゃないああこれでもない ね 手探りのえつらく コマ落としで...
創作

マンスリー2007

苦しい生きていると苦しいあなたに会えなくて苦しい 好むと好まざるとに関わらずひとり 在るべき場所から再び歩き出しているのであろう1月 わたしは歪んでいますからだもこころもたましいも 歪む空歪む星歪み続けるわた...
創作

マンスリー2006

目が覚めてひとりで息を吐く 見た事のない鳥がいてこちらをみている 冷えた手であなたの声を忘れまいと耳を塞ぐ1月 似たような犬が似たような服を着て散歩している みんな嬉しそうだ 星が出る前にもう一度窓を開...
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