2026-06-20 FUJI ROCK WEEK 2026 at 東京ミッドタウン八重洲
イントロ


日本の音楽フェスの先駆けであるFUJI ROCK FESTIVALと、
東京ミッドタウン八重洲によるコラボレーションイベント「FUJI ROCK WEEK」が、今年もスタート。
フェスへ向かう人も、今年は行けない人も。
八重洲の街なかで、夏のはじまりに出会いに来てください。

夏のはじまり、それは梅雨……。ともあれフリーライブだなんて太っ腹な企画よね。梅雨真っ只中、いかにも梅雨らしい雨の降る中の開催になった二日目、だったんだけれども。
開演まで





フジロックのキャラクターゴンちゃんのぬり絵や、苗場の会場で設置されるボードウォークにメッセージや絵を描くお子さまや若者や大人で大賑い。みんな一生懸命描いていたので後ろから見守ってきた。
音楽と酒

建物脇にあるガレリアは屋根はあるもののオープン空間だもんで端にいるとちょっと雨が強くなると濡れる。初めのうちはまばらだった場内もどんどん埋まってきて、ライブ開始の頃には結構な人混みになってきゅうきゅうとしてきた。混んでるだけでなくとにかく蒸すので、好きに動ける感じではないなあどうすっかなーと思っていたら前に詰めるよう声がかかったらしく人がどんどん前の方に詰めて行って、ますますきゅむきゅむ蒸し蒸しの状態に。こりゃアカンなーとふと横を見たところ、



いやいやワンコインなら500円じゃないのかとツッコミを入れつつ、その辺りにやたら楽し気にわいわいやってる一団も見えて、井上園子さんのライブが始まったところでガレリアから離脱、そのポスターのあったところへ。これ、東京ミッドタウン八重洲の隣にあるYANMAR TOKYOという建物にあるSAKEICE BARという角打ちのお店だった。なるほど、それで昼間っからいい塩梅に出来上がっているご陽気な声が聞こえてきていたのか。で、「コイン1枚600円」というのは1枚600円のコインを買ってお酒やつまみと交換するシステムのことだった。ふむ。日本酒メインでいろんなお酒が並んでいてめっちゃ目移りするのでお店の人に聞きつつ今日のおすすめということでまず一杯。あら。ソフトクリームどうなった。








このあたりで君島さんサウンドチェック、一曲目が「終わりの季節」でばちぼこに弾きまくっていて狭い隙間から右手だけよく見える、調子よさげーと思っていたらその辺にいた酔客さんが「これ細野晴臣だね!恋は桃色?」とか言うので、終わりの季節ですようなどと言いつつ死神引っかけながら実にいい気分で聞く。トロリとした濃厚な甘みと心地よい酸味、って、なんか合ってる。気がする。

そうこうするうちガレリアはとにかくめっちゃ混み混みになってきて角打ちにもガレリアから逃れてきた人たちが増えてくる。君島さんの名前があちこちから聞こえてくる、チケット取れたとか取れないとか。あーねー。そんな中、いい感じのご陽気さんたちのテーブルから「あれ、これさっきも来たよ?」「あーまた同じの頼んじゃったかー」と笑う声が聞こえて、どうやらつまみの生牡蠣をダブりで頼んでしまったらしくついくすくす笑っていたら「食べてくださいよ!」と皿ごと渡されてしまい、いいんすか?!となりつつせっかくなので頂いたらまー旨いこと。たまらん。君島さん聞きながら生牡蠣食うこととかあるんだ。お返しにミックスナッツ頼んだらまたハツとかもらっちゃって。君島さん聞きながらハツ食うこととかあるんだ。

そんな感じで角打ちサイドはずっとわやわや陽気に盛り上がっていたけれど、ガレリアのみなさんは洗礼でも受けてるのかって雰囲気だった。そんな神妙な面持ちで聞くかあ。出てきて演奏始まるなり雨がべちべちべちべち叩きつけてきて凄かったけど(MCでその辺のことを言っていた気がする、めっちゃ雨男で台風と共に移動したとか)君島さんはギターも歌もたいへんよくて、30分のミニライブではあったけれどエッセンスを味わうには十分贅沢な時間だったよなあ。
サウンドチェック
・終わりの季節
・19℃
本編
・Q
・向こう髪
・˖嵐₊˚ˑ༄
・星玻璃
・エルド ~ 琥珀の遠景


ばーばー飲んでるうちに君島さんが終わって人がざーっと引けていく。こちらはぎゅうぎゅうではないもののしばらく立ちっぱなしなので少し河岸を変えるか、となってBARの奥にあるSAKEICEの方へ。ライブ中はイートインできなかったけどサウンドチェックではオーケーだった。

日本酒入りのアイスを嘗めながらマヒトゥ・ザ・ピーポーさんの丹念なサウンドチェックを聞く。君島さんのサウンドチェックもここでなら聞けたのか、と思わないでもなかったが、そんなことしてたら最前さんたちからどんな目で見られることやらだなあ。


そんなこんなで酒アイス食べて気が済んだ、となったので退散。お疲れさまでした。
余談
ミッドタウン八重洲に着いて1階をうろうろしてふと見上げたら2階のところに君島さんが見えました。何かのバンドTのような黒いTシャツに黒いジャケットのように見えた。遠目だし声も聞こえないし何もわからないんだけど、なんだかとてもいい空気のように見えました、リラックスなのかなんなのか。




更に余談
アルバム(リンクツリー、アポロサウンズのインフォメーション)聞いたとき、ヘッドホンでは頭がくらくらして天地がわからなくなるような酩酊感があってなかなか聞けなかったんだけれどスピーカーを使ったり扉を隔てたり工夫して聞くうちになんとなくこれは君島さんの確認作業である気がして、自分の音や声やすべてに対するジャッジの確認なのではないかと、収録された9曲のうち完全に初聞きなのは「forevilsectgate」くらいで他はSoundCloudで披露されていたりライブで実演されてきたものという布陣、ライブに行き慣れている人にとっては待望の音源化、そうでない人には新鮮に新譜として受け取られるという、聞き手にグラデーションが生じる状況を生みつつ、それでもあらゆる形態での実演に何ら支障はないことを確認するための装置かなんかかと。完全なソロ作業で録音された作品ではあるけれど独奏ツアーに鏡に合奏にトリオにタグチハナさんとのデュオに水野蒼生さんとの電氣交響楽団にとどんだけのスタイルで稼働すんねん今年。そうやって確認に確認を重ねて得たい何かがあるんだろうか。そうだとしてそれはこの先のもっと先にある何かへの取っ掛かりなのか全然違う絵図なのか。なんだか途轍もなく途方もないところを見ているんだろうか。お弁当を作りながら。アライさんをむにゅむにゅしながら。たいへんな人だなあ。

ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません