内出血

こないだ久しぶりに成分献血しに行って検査オッケーだったので安心安心と思っていたら、小一時間で採血し終えて針を抜いたあとで看護師さんに「ん?」と言われ、曰く、針を刺した周辺が硬くなっているように思えるとのこと。痛くはないか、痺れはないかと何度も聞かれ、念のためにと他の人も呼ばれ、一応ということで問診のドクターも呼んでこられて、針を抜いた辺りをぺちぺちぺちぺち何度も確認されているうちに痛いんだか痛くないんだかわからなくなり、結果、塗り薬を出すのでこれを塗って様子を見てくださいと。こちらとしては「あー内出血かー」くらいに思っていたのが、血管から漏れ出た血液が固まって周囲の神経に影響して痺れが出たりするのだそうで、漏れ出た血液が周囲の細胞に吸収されれば元通りになるがそれまでしばらくは色が変わっていくだろうと。出された塗り薬は血行を促進するものらしい。これまで内出血に薬つけたことないなあと思いつつ薬を貰い、家に帰って見てみると、痛くもなんともないんだけど、なんとなく硬くなってるのか、な?くらいな感じで。それが翌日見たら見事な内出血色になっていて、あらー。専門の人はよくわかるんだな、凄いなあ、と感心。それから朝昼晩と薬を塗りつつ変わり行く内出血カラーを確認しながら一週間ほど過ごしたところで献血ルームから確認の電話、状況を話すと、問題はないと思いますがそのまま様子を見て何かあったら連絡くださいと。丁寧なケアだなあ、と思ったことではありました。貰った塗り薬がたっぷりあるのでこれどうしたらと聞いたら、「打ち身とかで内出血があった時に使ってください!」と。それはそうか。まあ、そうそう内出血なんてないよねえと思いつつ、その後すぐに色も消えたのでよかったよかったと思っていたら、別のところで検査のために採血された時それは見事な内出血が起きて、なんやねんと思いながらさっそく献血ルームで貰った薬を塗っているのであった。こういうところで帳尻合わせなくていいんやで、神さま。

日々