創作

猫がいない町にいた
角にも 窓にも 鉢の陰も
暗かった
いいえ
暗くなかった
暗がりに眠る猫はいなかった
音がしない
そうね
足音はたてないわ
どんな夜にも ...

創作

もう九月だってわかった途端に頭がおかしくなりそうだった

理論が弱い

零れる水
水の零れる勢いくらい
そのくらい

(おかしくなりそうだった
(嘘
(字が書けない ...