翳りゆく部屋
はー。英題が"The Paled Room"かー。言われてみれば"A Whiter Shade of Pale"だ。今気がついた。遅い。
「青い影」はオルガンの教本に必ず載っててみんな弾いてて、自分が使った確かヤマハの方の教本に「曲:K・リード」って書いてあって、へーこの曲作ったのはK・リードさんなのかーと思ってたんだけど長じてプロコルハルムのアルバム聞いたときクレジット見て、ちゃうやんけ!作曲はゲイリー・ブルッカー(Gary Brooker)やんけ!キース・リード(Keith Reid)は作詞やんけ!って憤慨した記憶がある。楽譜、出版物って案外いい加減なんだなって、物事に不信感を抱くことになった一因であることだよ。ぜってー忘れねーあん時の衝撃。どうでもいいなこの話。でも何度かしてるはず。ほんとにひどいと思う。
「翳りゆく部屋」は高校の先輩の中屋敷さんが(なんでだかは覚えてないけど)体育館の壇上で歌ったのだ、その時のピアノ伴奏が圭で、その頃圭との関係が拗れつつあってその後振られた、そういう記憶に絡む曲。あの頃からちっとも変っていないな、変わったのは身長(縮んだ)と体重(増えた)と老眼と記憶力の低下くらいのもんだ。んなこたーないか。色々変わった。否応なく。何から何まで忘れていく。変わってないけど忘れていく。全部どうでもいいことだし忘れられていいんだけど、覚えているから書いておく。
なんでこれ連想したかっていうと、そもそも連想ってなんだよどっからだよ、昨夜の君島さんのインライで「世界はここで回るよ」をやりかけて「暗い」と言ってやめたというのがあって、暗い曲……って浮かんだのが「翳りゆく部屋」で。初めて聞いたとき歌詞にびっくりして、びっくりして繰り返してしまうようなそういうびっくりで、好きとかじゃなくなんか残る曲で。昨夜のインライずっとピアノだったしね……よかったな……おかげで情動がえらいことになった。合奏納め、ライブ納め、ときてインライ納めだったのかな。年末、暮れ、年の瀬、またひとつ終わる……終わりがくるのがいいって言ってたな、これは別の人の話、終わりがあるからいいんだって……ばか。きみはほんとうにばかだな。ほんとにおわらせるやつがあるかばか。四六時中ばかって言ってる。あれから、あの後の諸々から一年経ってる。一年経ってもばかって言ってる。ばか。ほんとうにばか。
(いきなりインライとか書いてますが、インライ=インスタライブの略、インスタグラムの機能にあるリアルタイムの配信ですわね。最初はその距離感にびっくりしたけど、今でもびっくりだけど、距離はおくことで保てるので、なるべく見るだけにしている。コメント入れると自分のIDがその都度画面に出るのがどうしてもイヤで何度か名前を変えてもみたけどそもそもコメントしなきゃいんじゃん、ということに思い至った。あのコメントに流れるのを見てるとね、アーティスト賞賛用ユーザー辞書みたいですごいんだ、そのスキルも自分にはないのよ)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません