感謝状貰っちゃった

特殊詐欺被害未然防止
記念品のピーポくん根付け
紛うことなきけいしちょう

忘れもしない去年某日、コンビニでコピー機使ってたら隣のATMに携帯電話で話しながら画面を操作する人が。こんな「進研ゼミで見たやつだ!」みたいな、しょっちゅう報道されてるまんまの場面が実際あるのか?ドッキリ企画か何かか?とは思ったもののとにかくすぐに店員さんに声をかけつつ、一生懸命通話しながら画面を操作しようとしている人に話しかける。と、ああこれ銀行ですから大丈夫ですよお金の受け取りですから詐欺じゃありませんと仰る。あーこれ確定だわーと思いつつ、いやでもそのあのと画面操作を阻止するべく話しかけ続けていたら通話が切れたらしい。店員さんも来て話を聞いてみると「これ詐欺っすね」となったので警察に連絡してもらい、そのまま一緒に待つことに。で、警官が到着するまでの数分のうちにわたしはその人の生い立ちから現在のご家庭の様子までありとあらゆることを知ることになったのでした、堰を切ったようにとはこういうのを言うのだ。特殊詐欺被害が後を絶たない理由ってこういうことなのか。話し相手がいない。年はとってはいるがテレビで知識を得ている、自分はまだ大丈夫、身の回りのことも普通にできる、毎日ちゃんと暮らしている、自信がある。そう自分に言い聞かせている。そういう元気な人でないとATMまで来て画面操作なんてできないんだもんね。いたって普通の人が狙われ、不安や寂しさにつけこまれ被害に遭っているんだなと思いました。本当に銀行だったらまた電話きますよねと言い、しばらく経ってもかかってこないことに気がついて、自分が詐欺に遭っていたことを自覚したときのその人の表情。これがドッキリ企画だったらこの人はどんな名優なのかと、そんなことを思っていました。でも本当だったんだなあ。その後ご無事ならいいのですが。

とにかく、おかしいと思ったら声をかける。できる範囲でできることをする。

ちなみに、その時とっていたコピーは失敗してました。この人電話しながらATM操作してんな、と気がついてから気が気でなくて。そういうもんだよね。

日々